さんさん子育て日記

アラフォー新米てんぱりママの日々

つわりの日々

妊娠5週目から始まったつわり。

結局産むまで続き、散々苦しみました…。
 
つわりによる症状は以下のようなものがありました。
【初期】
・船酔いのような感覚(9週くらいまで)
・匂い(16週くらいまで)
・味覚の変化(産むまで)
・吐き気(産むまで)
・食欲減退
 
【中期から始まったもの】
・唾液が異常に出続ける(9週〜19週くらいまで。それ以降は低気圧の影響で時々)
・食欲の異常(16週〜産むまで)
 
【後期】
・食べ物が逆流してくる感覚(臨月)
 
 
つわりというと、嘔吐のイメージしかありませんでしたが、私の場合は嘔吐は妊娠期間を通して全部で10回くらいでした。
それも、まあまあ辛いですが、大体戻すと多少楽になるのでそこまでつらくはありませんでした。(人によっては毎日何度も嘔吐する場合もあるそうで、それは想像を絶する辛さだろうなと思います。)
 
つわりの症状を緩和したくてネットで散々調べましたが、症状は本当に人それぞれのようです。
ドラマなどでつわりというと、ご飯のにおいで「うっ」となる表現を良く見ますが、私はご飯は全然食べられましたし、においも平気でした。
 
 
私が一番辛かったのは、唾液が異常に大量に出続ける症状でした。
とにかくずっと唾液が出続けるので、飲み込みきれずに家ではマグカップにペッペッと出し続け、外出時には中身が見えないアルミのペットボトルに物陰に隠れてペッペッとしていました。
これにはかなり精神的に参りました。
 
寝ている時は不思議と止まるのですが、眠りにつくまで出続けました。
寝る時はペットボトルを持ってベッドに入るものの唾液が気になってなかなか寝付けないので、毎晩疲れきって寝落ちするまで何時間もベッドの中で眠れるのを待つ日々でした。
このころ、通っていた産婦人科で症状を伝えたのですが、「そんなはずない」「この時期につわりがあるわけない」と言われてしまい、困り果ててネットでいろいろ調べて鍼に通ったりもしました。
多少良くなった気もしますが、私には劇的な効果はありませんでした。
そして、ある日突然飲み込めないほどの唾液が出ていない事に気づき、この症状は一旦終わりました。
その後も、低気圧が来るたびに、短期間ではあるけれど復活しました。
 
根本的に治療できないということが精神的にかなり辛かったです。
9カ月に入ったあたりからは、あと2ヶ月耐えれば楽になれるはずだと自分に言い聞かせましたが、それまではいつまで続くのかわからない苦しみにただただ耐える日々が辛くて辛くて、本気で陣痛が来るまで冬眠したいと考えていました。
その辛い時期を支えてくれた夫には、心から感謝しています。
 
 
2番目に辛かったのは、味覚の変化です。
まず、常に口の中が変な味がしていました。これもかなり精神を削られました。
味の薄いものがまずくて食べられなくなり、ジュースやお菓子を食べたくなりました(それしか食べたくない)
不思議は事に、砂糖やジャンクフードの味は以前とあまり変わらなく感じました。
この症状は産むまで続いたので、出産後に水を飲んだときに「おいしい」と感じることができて、やっと味覚が元に戻ったのだとほっとしたのを覚えています。
出産後初めて食べたご飯の美味しさは感動ものでした。
 
前期づわりの時は食欲が落ちたので、体重は妊娠前より4キロほど落ちました。
私はもともと痩せていて、これ以上痩せないようにしようと目安にしている体重があるのですが、あっさりと下回りました。
中期以降は、空腹時にも気持ち悪くなる症状が出たのでちょこちょこと一日中食べていたので体重はそこそこ増え、最終的に妊娠前よりプラス10キロくらいになりました。
 
つわりが続き、まともな食生活ができないと、お腹の赤ちゃんは大丈夫だろうか?と不安になりましたが、検診のたびに元気に育ってくれているのが分かり本気でほっとしました。
私があまり栄養を取れずに痩せていっても、赤ちゃんは私からどんどん栄養を取って行ってくれるという安心感。
 
よく、妊娠期間中は赤ちゃんと一心同体だというけれど、私はそうは思いませんでした。「赤ちゃんは他人なんだな」と感じました。
神様が私にこの子を育てる機会を下さっているのだと思いました。
その気持ちは出産後も変わりません。
親はなくとも子は育つと言いますが、まさにその通りだと思います。
子供の生きる力を信じて、手が離れる時までサポートをしていけたら良いなと思います。
 
 
妊娠発覚から産むまで苦しんだつわりですが、途中、2週間ほど嘘のように体調の良い期間がありました。
その時は、友達と遊んだりして思いっきり楽しめました。
 
というわけで、私の楽しいマタニティーライフはたった2週間で、あとは半泣き(時々本泣き)で過ごしました(^^;;